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Access講座講師のブログ-『結婚のアマチュア』と2005年

投稿日:2013年11月1日 更新日:

Access講座の講師Sの個人ブログです♪

 

数日前に読み終わった、アン・タイラーの『結婚のアマチュア』

結婚のアマチュア (文春文庫)/文藝春秋
結婚のアマチュア

アン・タイラーは日本でも著書のほとんどが出版されているし、『アクシデンタル・ツーリスト』はウィリアム・ハート主演で映画化されているのでご存知の方が多いかと思います。

偶然の旅行者 特別版 [DVD]/ウィリアム・ハート,ジーナ・デイビス,キャスリーン・ターナー
結婚のアマチュア
この「結婚のアマチュア」はポーリーンとマイケルが出会って、結婚して、一方が亡くなる50年間を綴ったストーリーです。

実は、読み終えるのに8年かかってしまった。
たいしたボリュームではないのですが、前半がタルかったので、ちょっと読んで数ヶ月...また思い出してちょっと読んで数ヶ月をくりかえし、先週中盤から一気に読んでしまいました。

この本は購入したものですが、小説は旅行に行くとき以外は図書館で借りるのでいったいどこに行った時に購入したんだろうと、ふと考えてしまいました。
文庫本が出版されてすぐ買ったのは覚えていたので、調べてみると2005年。

2005年の手帳を見てみるとやたら大阪に行ってるんですね。

そうでした、2005年は母NOBUKOがくも膜下出血で倒れて大手術をしたんですね。
他にも、義父の法事で五島に帰ったりと、
いつになく飛行機に乗った一年でした。
そして、長年勤めた会社を辞めようと決心した年でもありました。

そうか、アン・タイラーの世界ってこういうことなんだと実感。
アン・タイラーの作品は翻訳されているものは全部読んでいるんですが、彼女の本の主人公は普通の人たちです。
家族の中で妻だったり夫だったり娘だったり息子だったりする人たちが、普通に仕事して家事をして学校に通って...という普通の生活の中で、その家族にとっては大事件なんだけど、世間的には「大変ですねぇ~」で終わってしまうような話。
平凡な人生のようで、誰もが小さなイベントや事件を繰り返し体験してるからこそ、この作者の話に引き込まれるんだなと。

今日は私事ながら結婚記念日です。
残念ながら嬉しくも、感慨深くもないけれど、
また一年経ったんだなという感じです。

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